タイムスリップシリーズ

1)トスカーナ人の先祖といわれるエトルリア人の文化を探る旅
時は紀元前、フィレンツェや近郊にはトスカーナ人の祖先と言われているエトルリア人が住み、独自の卓越した文化を誇っていました。古代ローマ帝国が建国される以前から存在し栄えた民族で、トスカーナ地方やローマのあるラッツィオ地方などに広く分布していましたが、どこからやって来てたのか、オリジナルの種族はどこなのかなど、まだまだ多くの謎に包まれています。

いま私達は、彼らが残した備品一式からどのような文化を築き、どのように暮らしていたのかを伺い知ることができます。面白いことに、エトルリア人はなかなかの商業人で、銅製の壷等はコストがかかるから、特殊な方法で土製の壷を真っ黒く焼いて、銅製もどきの壷を作って販売していたようです。また、ギリシャ文化では、晩餐会には女性が出席することは禁止されていましたが、エトルリア人は自由だったなど、残された遺跡をもとに、当時の彼らの生活が見えて来ます。

紀元前という、遥か彼方の世界でさぞ不便だったろうと思いきや、意外に楽しい生活をしていたのではないか、と思わせてくれます。世紀を大きく飛び越えて、エトルリア人謎解き旅行へ出かけましょう。

2)古代ローマ時代のフィレンツェにタイムスリップ
ルネッサンスの街フィレンツェからは想像つかないかもしれませんが、もともとは古代ローマ人が作った街です。フィレンツェに古代ローマ人が入植し街を建設したのが、紀元前59年と言われています。4月下旬から5月初旬に行われたローマ人の春祭り「フロラリア」から「フィオレンツィア」と名付け、いま私達が呼んでいる「フィレンツェ」が誕生しました。

タイムスリップの入り口として、まず最初に当時の模型が展示してある博物館へと皆様をご案内します。碁盤目のようにきっちり東西南北に道が区切られ、水道路が街の周囲を走り、城壁の内外にテルメがある。そしてパンとサーカスと言われた当時を象徴するかのごとく、フィレンツェには2つの劇場がありました。この模型を見ただけでも、フィレンツェが当時としては大きな街だったことが分かります。

次に街へ出て、現代のフィレンツェではなく、当時の街を歩いてみましょう。様々な建物が時の流れでかなり変っていますが、生活の機能性から見ると、あまりその利用法は変っていないところや、当時の建物や石材を再利用して、現在私達が目にすることの出来る邸宅など、ところどころに当時の面影を見ることができます。一緒にフィレンツェの古代ローマ時代を歩きましょう。
3)高度経済成長を遂げた知られざる中世時代のフィレンツェへ
ルネッサンスの光が強すぎて、あまり知られていない中世時代のフィレンツェですが、実はこの時代のフィレンツェは、商業で大成功し、高度経済成長期の最盛期を向えていました。この当時、アルティという職種別による組合が作られ、分業作業で生地を原料から染色し、美しい服に仕立てては海外へと輸出をして富を築いていました。

銀行も数多く作られ、顧客にはローマ法王や各国の貴族や王も含まれていました。フィオリーノというフィレンツェの金貨は世界の基準通貨として利用されて、フィレンツェに多大なる富をもたらすなど、貴族よりも商業人が強い街、それが当時のフィレンツェでした。

そんな雰囲気のなかで、古代ローマ時代崩壊後、停滞していた建築物が組合出資で建てられるようになり、建築ラッシュが起きました。今でも出資した組合のシンボルが教会に残されています。このツアーでは、ロマネスクからゴシック時代までの中世の旅へとご案内します。ルネッサンス文化への橋渡しとなった中世時代を知ることで、より深くフィレンツェという街を知ることができるでしょう。


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